2019年ごくごく親しい人たちに大好評だったハブ茶。2018年から栽培をしているのですが、最初の年は飲んでみたらものすごく薬っぽくて、もう栽培をやめようかなと思っていました。でもせっかく種を採取したので、種をつなぐためだけに、畑の隅っこに適当に種を蒔いておきました。それがよく発芽し、草取りもしないでほったらかしていたのに、どっさりと収穫できました。草木染にも使えそうなので、とりあえず父と母の手を借り、鞘から実をはずしてもらいました。
ハブ茶とは、エビスグサという植物の種子で、「決明子(ケツメイシ)」と呼ばれ、古くから健康茶として中国などでよく飲まれていたそうです。高血圧、眼精疲労、整腸作用などに効くそうです。両親に飲んでもらったら、すごく美味しい!と大絶賛。しかも、便秘にも大変よく効くそうで、とっても喜んでもらいました。そして、お隣の畑のおじさんとおばさんにもあげたら、ものすごく美味しい!と、そしてやっぱり便秘に効くと言うのです(笑)。写真のハブ茶は、鉄のフライパンで20分ほど煎ったものです。煎ったほうが飲みやすいと思います。2Lくらいのお水に大さじ1杯のハブ茶を入れて15分くらい煮出して置いておくと赤っぽいお茶になります。薬っぽいのですが、飲み続けると気にならなくなりました。
最近気づいたのですが、市販の爽健美茶にもハブ茶が入っていたんですね。ハブ茶を栽培してみようと思ったきっかけは、この本です。映画「人生フルーツ」の老夫婦の「あしたも、こはるびより。」キッチンガーデンでハブ茶やはと麦茶などのお茶も栽培されているんです。このご夫婦を見れば分かると思うのですが、その健康ぶりはきらりと光るものがあります。そのおふたりが飲んでいるのであればと思い栽培することにしたのです。大好評だったので、今年は栽培面積を広げる予定です。
こちらは生のウコンを乾燥させたウコン茶です。ウコンには、バクテリアを殺し、虫を寄せ付けない効果があるそうで、書画や着物などを包んで保護していたそうです。ウコンを栽培したきっかけは、草木染めで使おうと思ったからです。でも実際に生のウコンを乾燥させて染めてみても、あまり色がのらなくて、ちょっと厳しいかなと思い、煮出して飲んでみることにしました。ハブ茶より苦い!薬っぽい!う〜って感じになったのですが、沖縄では良く飲まれているみたいですよね?ガン、心臓病、認知症から身体を守る効果もあるそうなので、時々飲んでみようかなと思います。飲み方は、乾燥させたウコンをお茶パックに10gほど入れ、1.5Lくらいの水から15分ほど煮出して置いておくと、うっすら黄色のお茶になります。
そして、今年、両親に大好評だった菊芋(キクイモ)です。キクイモは、芋に含まれるでんぷん質がほとんど含まれていないので、ダイエットに効果的!天然のインシュリンといわれる「イヌリン」という成分を豊富に含んでいることから、最近では美容や健康面から注目を集めつつある野菜だそうです。
母がいろいろな調理を試してくれたおかげで、今年はきんぴら以外の料理を楽しんでいます。生のまま食べるとシャキシャキしていて、加熱するとホクホクします。生のままだとマヨネーズとツナとあえてサラダにしたり、納豆と混ぜて食べたり、ぬか漬けにしてもとても美味しいです。また、カレー粉などのスパイスと炒めて食べたり、人参と炒めてきんぴらにしたりすると美味しいです。そして、なにより楽しいのはキクイモ堀りです。芋づる式にここにもあった!そこにも大きいのがある!と、ここ掘れワンワン状態になって土をごそごそやるのがたまりません!今年もたくさん栽培する予定です。